日々様々なトラブルにハマっている、困ったシステム管理者の奮闘日記です。

有線と無線LAN2枚差しに翻弄される!?

2014-10-20 (月) 管理人 Posted in Linuxでハマる | No Comments »

とある理由でもらい受けた古いノートPCにLinuxを入れて、自宅のちょっとしてサーバにすることにした。

ノートPCに有線LANポートは既に備わっている。
手元にはBUFFARLOの「WLI-UC-GNM2」というUSBで接続できる無線LANアダプターがある。

じゃあ、ってことで、ノートPCにこの無線LANアダプターを使って、NICの2枚差しをやってみることにした。

Linuxは使い慣れた「CentOS6」を使用。
2つのLANには別々のIPアドレスをふってみる。
将来的には有線LANと無線LANでbonding(チーミング、ともいうか)設定にして耐障害性を上げるつもり。

設定は簡単にできたんだけれど、一部「おやっ?」という動きをしていたことで、またまた毎度のことながらハマった。
その顛末を忘れないように、また同じことでハマる人が出てきた時の助けとなればいいな、と願い以下に書いておくことにする。

 

現象(というか気になった点)

  1. wpa_supplicantを導入する前の、無線LANの諸設定(SSIDやらKEYやら)をしない状態でも、無線LAN側にIPアドレスをふってやれば、他のPCから無線LAN側のIPアドレスへpingが飛び応答が返ってくる。
    _
  2. 別のPCからこのノートPCの有線LAN側、および無線LAN側にpingを打つと両方返ってくるが、pingを打ったPCには有線,無線両方とも同じMACアドレス(有線LANのMACアドレス)がarpテーブルに記録される。
    _
  3. 有線LANのケーブルを抜くと、無線LAN側へのpingも返ってこなくなる。
    2.の現象のためにこうなるのは予想はつく。
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  4. 上記2, 3 の現象は、無線LAN側の設定をちゃんとした後も同じく発生する。
    _

 

結論

ルートルールの設定をしてあげなければならないんだよっ!

やり方を以下に書いていきます。

 

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PAEに対応していないPCにCentOS6をいれてみた後の対応

2014-10-15 (水) 管理人 Posted in Linuxでハマる | No Comments »

前回、非PAEなPCにCentOS6を入れるために、カーネルを再構築した顛末を書いた。

今回は、前回に予告していたように、「じゃあ、カーネルがアップデートされたらどうするのん?」という課題に答えようと思う。

 

やることは、

カーネルがアップデートされた時の対応

  1. 前回のカーネルコンパイル環境の削除
  2. カーネルソースのダウンロード&展開
  3. カーネルパラメータの編集
  4. カーネルコンパイル
  5. 対象PCへ再構築したカーネルrpmをコピー
  6. 対象PCでのカーネルアップデート(インストール)
  7. カーネルがアップデートされたことを知る仕組みを考える

といったところか。

カーネルのアップデート が出たら、この流れで操作すると何とか非PAE環境でもCentOS6での運用ができそうだ。

 

※2014年11月5日追記:
2014年10月末にリリースされたCentOS6.6 に対しても、カーネルがアップデートされたことを検知でき、カーネル再構築~インストールまで正常にできたことを確認。

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PAEに対応していない古いPCへCentOS6を入れてみた

2014-9-29 (月) 管理人 Posted in Linuxでハマる | No Comments »

とある理由で譲ってもらった古いPC (TOSHIBA dynabook Satellite J32)を自宅用のサーバとして使おうかと思い付き、CentOSを入れてみることにした。

せっかくなので、2014年9月時点で最新のCentOS 7 を入れようかと思ったのだが、32bit対応してくれていないようだ。
自力で32bit用パッケージをコンパイルするのも気の遠くなるような作業なので、しかたなく今回はCentOS6をいれることにした。

で、軽い気持ちでCentOS6.5の最小構成インストール用のisoイメージをネットからダウンロードし、PCに入れて起動してみたところ、

This kernel requires the following features not present on the CPU:
pae
Unable to boot - please use a kernel appropriate for your CPU.

だと…

ここからが結構大変だった。
同じ泥沼に入ってしまうかもしれない方々のために、手順を簡単に残しておこうと思う。

 

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WiFiが頻繁に切れる!?

2014-2-13 (木) 管理人 Posted in IT全般 | No Comments »

自宅の無線LANルータとして、ELECOMのWRC-733GHBKという機種を導入した。
IEEE802.11acが利用できるし、なによりお手頃価格だったのでこれに決めた。

で、早速自宅のネットワークにつないで使ってみた。
ルータ機能はいらないので、アクセスポイントとして設定。
PCからも、スマホ,タブレットからもちゃんと使える。

で、

ん??

スマホのWiFiが頻繁に切れる。

Androidスマホだけでなく、iPhoneもiPodも、Android4を積んだタブレットからも切れる。

WRC-733GHBK自体には特に異常はないようだ。

そうこうするうちに、あ、繋がった、また切れた、の繰り返し。

様子をうかがっていると、どうやらボクがPCを使い始めるとWiFIがつながらなくなる様子。

で、原因を探っていくと、

 

判りました。

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Windows Media PlayerにDLNAサーバが表示されない!?

2014-1-8 (水) 管理人 Posted in IT全般 | No Comments »

最近我が家のホームサーバとして、NETGEAR社のReadyNAS102 を手に入れた。

これでファイルサーバだけでなく、自宅内で音楽や動画の配信を行うDLNAサーバとしての役目を担わそうと考えたわけだ。

順調に設定は終えたものの、PCからDLANAサーバの音楽を聞こうかと手っ取り早くWindows8の Windows Media Player を起動したのだが、目的のDLNAサーバが表示されない。

本来なら左側ペインにDLNAサーバが表示されるはずなのだが見当たらない。

で、毎度のことながらいろいろイジって失敗して分かったのは、ESET Smart Securityの設定が影響していた模様。
ここのファイアウォールルールでUPnPを禁止されていたため、Windows Media PlayerにDLNAサーバが表示されなかったようだ。

んで、ESETの設定を変更。
ESET Smart Securityの管理画面の「設定」にある「詳細設定を表示する…」を選択する。

 

開いたウィンドウの「ネットワーク」->「パーソナルファイアウォール」->「IDSと詳細オプション」を選択し、右ペインの「許可するサービス」にある「信頼ゾーンでのシステムサービスに対するUPNPを許可」にチェックをつける。

これでWindows Media Player にDLNAサーバである Ready NAS 102 が表示される。
ちなみに、Ready NAS102側ではUPnPサービスを起動する必要は無さそう。

ところが、ひとつまずいことが判明。
自分自身もMedia Server としてネットワーク上に公開されてしまっている。
同一ネットワークに接続されている他のPCでWindows Media Player を起動すると、ボクのPCが左ペインに表示されてしまっている。

余計な公開はよろしくないだろうから、「コンピューターの管理」から「Windows Media Player Network Sharing Service」を停止し、無効に設定する。

これでOK。

 

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