Windows 2003 ドメインにWindows Server 2003 R2をドメインコントローラとして参加させる
少し前に陥った現象のメモ。
新規にドメインコントローラを構築し、既存のドメインに参加させる要件が発生した。
どうせなら、ということで新規ドメインコントローラはWindows Server 2003 R2で構築することになったのだが、いざdcpromoでドメインコントローラへ昇格させようとした際に下記エラーが発生。
次のエラーにより、操作に失敗しました:
Windows Server 2003 のインストール用にフォレストが準備されていないために Active Directory インストールウィザードを続行できません。
・・・・以下省略
何度かトライしても現象変わらず。で、ググッてみるとやっぱり情報あり。
PRIMERGY(プライマジー)Windows Server 2003 R2動作確認情報 一般的な留意事項:富士通
http://primeserver.fujitsu.com/primergy/software/windows/os/wins2003-r2/general.html
富士通さん、ありがとうございます。
これによると、既存ドメインのドメインコントローラ上(FSMO推奨)でドメインスキーマのバージョンを上げなければWindows Server 2003 R2をドメインコントローラとして追加できない様子。
とはいえ、FSMOは遠隔地にあり、手元には既存のドメインコントローラも無い状態。
リモートデスクトップでFSMOサーバにログインしてスキーマのバージョンアップをしようとも思ったがリスクが高すぎるため、今回は追加するドメインコントローラサーバのOSをR2ではないWindows Server 2003で再構築。
ちなみに、スキーマのバージョンアップは以下の手順で行うそう。
- 既存のドメインコントローラ(FSMOを推奨)に、Windows Server 2003 R2 の Disc 2 をセット。
- コマンドプロンプトより、以下のフォルダに移動
<CD-ROMドライブ>:\CMPNENTS\R2\ADPREP
※i386にもadprepがあるので間違えないように注意! - 「adprep /forestprep」 と入力して実行
- C キーを入力した後、Enter キーを押下。
Microsoft のサポートオンラインにも同様の情報があった。
http://support.microsoft.com/kb/917385/ja
Active Directoryインストール ウィザードの実行時にエラーメッセージ”ソース フォレストのActive Directory スキーマのバージョンはこのコンピュータの Active Directory のバージョンと互換性がありません” が表示される
いずれ実行しないといけないだろうが、今度落ち着いてからやろうっと。
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