ビートのトリップメータ修理
愛車HONDAビートのトリップメータが不調であった。
ある走行距離から先にカウントしない、ゼロリセットするときれいにリセットできない、などの症状があった。
意を決してメータを分解してみることにしたところ、リセットスプリングの錆びによる劣化が原因と思われた。
結果、以下の措置でとりあえず直った様子なのでメモ。
用意するもの
- プラスドライバー(着磁式のものがお勧め)
- 精密ドライバー・マイナス(Eリング外し用)
- 六角レンチ
- ワッシャー(3mm ステンレス製のもの)
- スプリング(直径8mm程度、長さ3.5cm程度のステンレス製のもの)
- Eリング(直径3mm程度のもの) — 1個以上、できるだけ多めに
メータ取り外し
まずはメータを車から取り外す。
ハンドル下にあるネジを外していくと分解できます(結構無理な姿勢で作業しなければなりません)。
メータ分解
ネジを外しスピードメータを分解する。
スプリングはEリングで止まっている。精密ドライバーのマイナスを使って外すととれやすい。
Eリングは錆びている可能性大なので、新しいものと交換したほうが良い。
トリップメータリセット用のスプリングが大体錆びて反発不足になっているので、これを交換する。
この時、交換したスプリングの反発強度がありすぎてユニットからスプリングがはみ出すことがあったので、念のため写真のようにワッシャーを咬ました。
ちなみにオリジナルのスプリングはこれくらいのサイズ(写真参照)。
注意点、操作上の問題点など
これでとりあえずトリップメータは動き出したが、リセットする際にきれいにゼロに揃わないことがある(写真参照)
この状態では走行距離をカウントしない。何度かリセットボタンを押すときれいにゼロ位置に揃うので気長に繰り返す。
この状態ならOK。
たぶん、トリップメータのゼロリセットするスプリング(装置内部にあると思われる)の反発力低下によるものと思われる。
今回これはどうしようもなかった。
メカに詳しい人ならば、トリップメータ自体を分解してこのスプリングを交換することも可能かと。
これで暫く様子見。
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