MODXのセットアップ
数あるCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の中で比較的自由度の高いCMSである「MODX」の基本的なインストール〜セットアップ方法を紹介します。
MODXには2022年9月現在、「Evolution」と「Revolution」という2つのバージョンが存在しますが、ここでは「Evolution」のほうを取り上げます。
したがって以降に表記している「MODX」はすべて「MODX Evolution」を指しています。
オンプレミスサーバ、仮想マシン、VPSなどにMODXをセットアップする場合は、次のページを参考にベース部分のセットアップを事前に済ませておいてください。
セットアップの実行
ブラウザより「http://サーバ名/」へアクセスします。
下図のようなページが表示されますので「進む」をクリックします。
事前に作成しておいたデータベース接続ユーザの情報を入力し[ここをクリックして、接続テストを行ってください] をクリックします。
下図の例では「VPS,オンプレでMODXを動かす」で作成したMySQLユーザ「modxuser」を「データベース接続ログイン名」に、MySQLユーザmodxuserのパスワード「usermodx」を「データベース接続パスワード」に入力しています。
- Webサーバとは別ホストのデータベースサーバに接続する場合は「データベースホスト名」に適切な値を設定します。
データベースへの接続が完了したら下図のページ表示になりますので、「データベース名」を入力、コレーション(照合順序)の値を選択し[ここをクリックしてデータベースのテストを行ってください。(※権限がある場合はこの操作でデータベースを作成します)]をクリックします。
下図の例では「VPS,オンプレでMODXを動かす」で作成したMySQLデータベース「modx_db」を入力しています。
コレーション(照合順序)はデータベースを作成した時の値に揃えておいたほうがよいでしょう。
その他の値は初期値のままで構いません。
正常にデータベースの接続テストが終了したら下図のページ表示になりますので、
- 管理ページにログインするユーザのログイン名
- 管理ページにログインするユーザのメールアドレス
- 管理ページにログインするユーザのパスワード
下図のようなページを表示します。
本番環境を構築するのであれば、学習用途の[Bootstrap - 0.9 学習用途向きのシンプルなテンプレート]は削除しておいたほうが良いでしょうから、チェックを外しておきます。
本番環境を構築するのであれば、ページ下部にある[インストール - サンプルサイト]は不要でしょうからチェックを外しておきます。
[進む]をクリックします。
下図のようなページが表示されます。
インストール前チェックが正常に終了し、すべての項目に「問題なし」が表示されていることを確認して、ページ下部にある「このライセンス(GPL2)で規定される諸条件に同意します」のチェックをつけ、[インストール]をクリックします。
「インストールは無事に成功しました」の表示が出ていることを確認し、「インストールディレクトリを自動的に削除する」のチェックがついていることを確認し(チェックがついていなければつけます)、[インストール終了]をクリックします。
管理画面にログインするページが表示されます。
インストール時に設定したログインユーザ名(初期値は「admin」、データベース接続ユーザではありません)とパスワードを入力し、[ログイン]をクリックします。
ログインが成功すると下図のような画面が表示されます。
まずは右上の[更新]をクリックします。
管理画面を操作する準備ができました。
管理画面を終了する場合は、右上の[ログアウト]をクリックします。
ページの確認
トップページの確認
改めてブラウザより「http://サーバ名/」にアクセスします。
下図のようなページが表示されればOKです。
(インストール時にBootstrapテンプレートを選択していれば、もう少しきれいなデザインのページが開きます。)
管理画面ページへのアクセス
MODXの管理画面のページには
「http://サーバ名/manager/」
でアクセスできます。
下図のような管理画面へログインするためのページが表示されます。